お知らせ
令和3年10月清原奈々医師がこれまでの日本精神神経学会認定精神科専門医に加えて、日本老年精神医学会の専門医として長崎県では9番目に認定登録されました。
この学会はお年寄りの認知症やうつ病・妄想障害・不安障害などを診療する医師が参加する学会です。
清原龍内科 開設の理念

院長は泌尿器癌の自然免疫の研究をしていた頃、精神科病院に勤めていた事があり、そこで出会った認知症の方の窒息の光景(窒息された認知症の方を蘇生していた)を見て、なぜ認知症のお年寄りがよく窒息されるのか?を考えたことが、院長の認知症の方との出会いでした。

その後、院長は精神科病院で働き、老年精神科の診療に携わるようになった訳ですが、その間に認知症における異食の治療法、認知症後期の拒食の類型化と各々に対する治療法の開発、誤嚥性肺炎に関する研究を行い、その後研究に副院長も参加して、認知症のステージ診断テストの開発、認知症の治療の工夫などを行って参りました。

このあいだに、私共が感じた事が3つあります。

一つは、認知症は糖尿病や高血圧症のような病気であること。しかし糖尿病や高血圧症と異なり、見過されて進行すると、その段階からもう決して元に戻る事は無いということ、従って手をこまねいていないで、早く診断して、早く治療して、少しでも今の段階にとどまる努力をする必要があるということ。
(そして治療法の研究開発が大切である。治療薬の開発と広範囲の治験が
進むことを願っています。)

二つ目は、しかしながらこの病気は、病気を持って生活するには他の人(御家族や介護者等)の愛情と介護を充分に受けなければ生活ができない病気である、
ということ。

三つ目は、最近では受入れの病院側の努力で随分改善されましたが、認知症の方が他の病気を合併した場合、受診、入院に苦労をする事がある、
ということ。以上の3つです。

平成14年12月24日、私共は長崎市の地図上の中心地に近い、電車通りに面した川口町(北郵便局のすぐそば)にクリニックをオープンしました。そして平成25年9月1日から副院長と清原奈々医師が病院勤務を終えて当院の診療に参加、令和1年4月から清原正章医師も参加し、4人の精神科医師が各々の強みを生かして診療出来るようになりました。

私共のクリニックにおける認知症医療の理念は、上に述べた3つの事を考え続ける、そして一歩でもそれらを解決するという理想に近づきたいという気持ちのうえに作られていく、と考えております。
当院医師から
皆様、こんにちは。
清原龍内科と長寿会介護サービスのホームページへようこそ。

本ホームページは、先進的認知症医療の遂行の為に研鑽する医療法人
長寿会清原龍内科と、それを介護面から協力して、日夜絶えることのない
認知症の皆様への愛と奉仕を目指している医療法人長寿会介護サービス
の現状をお伝えする目的で作らせていただきました。

今回、遅ればせながらホームページを改定致しました。

当院は創業20年目というまだまだ若いクリニックですが、創業時の精神、
初心は職員一同忘れることなく、ますます深みを増すよう努力しております。

私たちの気持ちをこのホームページから少しでもお汲みいただければ、
大変ありがたく感謝いたします。以上簡単でありますが、皆様へのご挨拶と
させていただきます。
令和3年11月8日 院長 清原 龍夫
(きよはら たつお)
副院長 清原 龍彦
(きよはら たつひこ)

医師 清原 正章
(きよはら まさふみ)
医師 清原 奈々
(きよはら なな)

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医療法人 長寿会 清原龍内科は、
日本老年精神医学会専門医制度における研修施設
日本認知症学会専門医制度における研修施設
として認定されています。

なお、院長・副院長は共に
日本老年精神医学会専門医
日本認知症学会専門医
日本精神神経学会認定精神科専門医
認知症サポート医です。
奈々医師は
日本老年精神医学会専門医
日本精神神経学会認定精神科専門医です。
また当院医師は全員精神保健指定医です。